「隠れフードロス」ゼロへ

 廃棄する可食部分を利用する新たな取り組み

ワールドビジネスサテライト(WBS)
“隠れフードロス” ゼロへ! SDGs × WBS

3年前、加納さんが創業した「アストラ・フード・プラン」。そこに運んできたのは、吉野家の工場で廃棄される予定だったタマネギです。それを細かく刻んで、専用の装置に投入し、400度の高温で加熱・殺菌をしていきます。

「(タマネギが装置の中で)持ち上げられて、循環している間に乾く」(加納千裕社長)

10秒ほどの加熱でできるのが、タマネギのパウダーです。高温で加熱することで、通常の乾燥機に比べて、風味や栄養価を損ねないといいます。そのために去年独自に開発した装置では、「過熱水蒸気という蒸気の中で熱をかけることで、素材をこがさずに乾燥できる」といいます。

現在、加納さんの会社では、食品メーカーやスーパーなどおよそ50社とタッグを組み、廃棄予定だった野菜をパウダー化。新たな食品の原料にすることに挑戦しているのです。

引用元:テレ東BIZ

 SDGsと言いながら、日々廃棄される食品の多さには驚きます。
 家庭で作れば使える部分も、外食産業では、廃棄される部分にあたるとのこと。吉野家の牛丼だけでも1日350トンとは…
 その部分をパウダーにして、新たな食品の原料にするという技術開発は今後力を入れて進めて欲しい分野です。

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